男としてのサガが興味を持ち、逆に、裏切られたという心の傷が、女と深い関係になることを拒絶していた。
 そんな複雑な気持ちのまま、リグレットは今度こそ、ファングエリアを目指して、地下道を渡っていった。


 一方――


「おいおい、シリスちゃんよぉ~、そろそろ脱ぎ脱ぎしても良いんじゃねぇかぁ~」
「ひっひっひ、そうだぜ、シミになっちゃうぞぉ~」
「ぬーげ、ぬーげ」
「死ぬ前に良い思いさせてやっからよ」
「なんだったら、マリス様の使徒に推薦してやっか?」
「あぁ、良いねぇ~元魔女神の使徒って言ったらハクがつくんじゃね?」
 下卑た男達がシリスの前に陣取って冷やかしている。