「おしゃべりさんには消えてもらわないとね」
 声が室内に響き渡る。
 室内で反響してしまっていて、どこから聞こえて来ているのかわからない。

「誰だ?」
 リグレットは誰とも無く、適当な方向に向かって叫んだ。
「誰だとはご挨拶ねぇ……初めまして。マリスと申します」
「俺が来るのは知ってたのか?」
「まぁね、使いを出したくらいだからね――使えないゴミだったけどね」
「あんたの趣味の悪い挑戦状を受けて来た」
「私は使徒となるように誘ってこいと言ったつもりだけどね。後はあのゴミが勝手にやったことよ」

続く。