リグレットはそれだけ、聞くと、そそくさと立ち去った。
 彼が情報屋と接触している所を見られる訳にはいかない。
 なるべく一緒にいない方が良いのだ。

 リグレットは町外れの三本の針葉樹から東に少し歩いた所にある何の変哲もない岩と岩の間に代金を置いて次の目的地に向かった。

 カルロスが後で代金を引き取りに来るだろう。

「さて、急ぐか」
 リグレットは手に入れた地図を元に、茶色の魔女神の支配地域を目指して歩き出した。