もちろん、情報屋達も何時までもこんな状況が続くとは思っていない。
 誰かが魔女神を倒してくれるなら、その者に情報を渡す事も厭わないのだ。
 だが、命が惜しくて、その可能性を持つ者を魔女神に売り渡す事もある。
 それが、情報屋という家業だった。

 カルロスもそんな中の一人だった。
 魔女神に仇なそうとしているリグレットに近づいて来て情報を提供しているのだ。

 リグレットは最初、彼を疑っていたが、最近、ようやく、少し、信じる気になったのだ。
 もちろん、百パーセント信じている訳ではないが。