「はい、マリス様。あなた様のご推察通り、ロゴツキーは使い物になりませんでした。使いも満足に出来ていませんでした」
「そう――で、リグレットとか言う男の方はどうだ?」
「はい、予想通り、融通の利かない男のようで、仮に別の者が使いに行っても果たして、素直にマリス様のご加護を受けたかどうか……」
「魔女神自体を憎んでいるって事かしら?」
「恐らくは」
「どうしたものかしらね~、魔女神を殺す意志は強ければ強い程、私にとっては最高の手駒になるけど、魔女神全てに敵意を持っているのなら、私に危害が加えられるという恐れもある」
「やはり記憶を操作するなどして」
「それだと、力が弱まる可能性があるわ。魔女神に対する殺意は天然に近いものの方が良いわ」