その瞬間、アエリスは彼のもっとも愛する者からもっとも憎むべき存在に変わった。
「あ、アエリスゥ……」
 自分が助かるために、他の人間の事をなんとも思わない悪女に憎悪の視線を向けた。
「どうしたの?一緒に世界を治めましょうよ」
 自分のしたことをまるで理解していないかのような彼女の視線との温度差は天と地程のひらきがあった。