「そんな事いうなって、つれねぇなぁ――俺とお前の仲じゃねぇか、一緒に、ダチを皆殺しにされた憂さを晴らそうぜ」
 サムはしつこくリグレットを誘った。
 男気にあふれていた彼はこんなことを言うような男ではなかった。
 何が彼を変えてしまったのかリグレットにはわからない。
 だが、このまま、サムと居ても鬱陶しいだけなので外に出た。
 外は薄暗い天気、曇天だった。
 魔女神が誕生する度に、空はどんどん暗くなっていく。
 もう長いこと晴天というのを拝んでいない。
 魔女神が十三名揃う頃には暗闇が支配するようになるかも知れない。
 だから、世の中でもっとも売れているのは携帯型光源発生装置だという。
 人々は本能的に安心を得るため、光を求めていた。