「どうせ死ぬなら魔女神に倅をお世話してもらってからくたばりてぇなぁ」
「そうだな、どいつもこいつも美人揃いだって言うしな」
「おれは赤のが良いな」
「俺は黒」
「ぼくはやっぱり白かな」
「はは、自分は金ですかな」
「あぁ、やりてぇ~」
 男達は魔女神を酒の肴に盛り上がった。
 そうでもしないとやりきれなかったからだ。
 明日は我が身かも知れない。
 次の日には消えて無くなるかも知れないのだ。
 それを見かねた店のマスターが声をかけた。
「兄ちゃん達、こんな噂、聞いたことねぇか?」
「なんだ、マスター?」
「魔女神殺しの噂なんだが」