「おい、聞いたか?」
「何をだ?」
「隣町が消えたらしい――根こそぎやられたらしいぞ」
「またか――また、魔女神の生け贄にされたか」
「どうなってやがるんだ一体……世も末だな」
「違えねぇ」
「明日は来るんだろうか」
「明日も無事でいられる事を祈るよ」
 酒場では男達が世の中で起きている異変について話あっている。
 次々と町が消失する事件が起きていて、それらが全て、魔女神の生け贄にされたと言われている。
 世界を滅ぼすとされる悪女……
 誰もがそう思うのだが、男達はそれでも、魔女神に魅せられる。
 彼女達は皆、妖艶な下着姿のようなドレスで現れるからだ。