そして、言葉を続ける。
「出来たんだ。――出来たんだよ。私にも子種が。まだ、小さい。産まれてもいない。だけど、この身に感じたんだ。この命を守るためなら私は喜んで引退する。ただ、私の思いを託す相手、バトンを渡す相手を誰にするか決めあぐねていた。だけど、今は違う。お前の力を見て、お前の真っ直ぐな信念を見て、託せるのはお前しかいない。クレア、後を頼む。平和な世の中を作ってくれ。そして、私の子供達が安心できる世界にしてくれ。お前なら出来る。私はそう信じている」
 シャーロットは握手を求める。
「へへ、じゃあ、私、もうすぐおばちゃんだね。甥っ子か姪っ子のために、頑張らないとね」
 クレアちゃんはそれに答える。


続く。