僕らじゃ手の届きそうもない相手という感じだ。
 そんなのが奥に潜んでいるのか?
 僕は未来に対し、絶望感を覚えた。

 いるかどうかも疑わしかった七番目、【ネームレス】の存在が僕らに影を落とす。
 キャサリン、ジュリアス、そして、ネームレスを叩かないと本当に真祖を【レス】を叩いた事にはならないんだ。

「クレアはネームレスを倒すために奴を探している。だが、ネームレスは強すぎる。今のクレアが挑んでも殺されるだけだ。だから、止めてくれ。俺の妹を……」
「心配するな、私の妹でもあるんだ、クレアは。大丈夫だ。私達が止めてくる。お前は心配しないで、傷を治せ」
「姉貴……」
 リチャード君の残った左手を握りしめるシャーロット。
 この辺は本当の兄弟じゃない僕には入っていけない世界だ。