どちらかがやられてしまったら、共倒れか、少なくとも永遠の別れをする事になるんだ。
 負ければ即、孤独な死が待っている。

 そう、思うと、ずっと隠れていた僕の臆病な部分がまた、顔を出してきた。
 僕は、怖いんだ。
 今の関係が崩れるのが……

 偵察は順調に進んだ。
 現場に居るのは【火】と複数の【上位眷属】と思われる数体。
 その中で、【特別眷属】の疑いがあるのは二体。
それらは容姿がそれぞれデイヴィッドとキャサリンに似ていたからだ。
 そんな所だった。
 念のため、辺りも探ったけど、近くに、その気配はない。


続く。