倒したといっても、自分達以外の力を借りて、隙をついて倒しただけ――
 全く味気ない結果だった。
 だけど、どんな方法にせよ、僕らはその手で【特別眷属】を倒せたんだ。
 その事実は変わらない。
 紛れもない、事実なんだ。

 僕達は抱き合って喜んだ。
 あまりに喜び過ぎて、他の敵に気づかれて危うく取り囲まれる所だったけど、それはご愛嬌。
 嬉しすぎたのではしゃぎすぎただけだ。
 とにかく――
 やった。
 やってやった。
 本当に勝ったんだ。
 僕は打ち震えた。
 骨伝導通信が無くても彼女も同じ気持ちなのは解った。


続く。