【シュトリ】は舌なめずりをして、腕を振り上げ、そのまま、僕らの方に斬撃を放つ。
 萎縮してしまって動けない僕ら。

 やられる――
 そう思った時、僕らの前に立ち塞がった影が斬撃を防いでくれた。

「……全く、だから、女子供に参戦は無理だと言ったんだ」
「ふ、フレデリック兄様!」
「フレデリック……さん?」
 僕らを助けてくれたのは長兄、フレデリックさんだった。
「シャーロット、お前は大人しく跡継ぎを産んでいれば良いんだ」
「兄様、ですが、私だって」
「戦える……か?眷属ごときにこのザマでか?」
「うっ」
「ふん、まぁ良い、話はこのゴミを片付けてからだ」
「に、兄様……」