やはり、僕らの力では寝首をかくことくらいしか出来ない。
 問題は僕らが二人がかりで手こずったイーストを瞬殺する力を持つ【シュトリ】からどう撤退するかだった。
 まともな方法では逃げる事すら出来ない。

 動けない……
 蛇に睨まれた蛙とはこのことかと思わざるを得なかった。
 シャーロットも同じ気持ちだ。
 彼女とは一部の感覚を共有しているので、彼女の焦りは感覚として伝わってきている。
 そして、僕も同じく焦りで混乱している。