「シャーロット、耳だ」
 僕が、叫ぶ。
 コンマ数秒遅れて、糸の網を巨大スピーカーと化した超大音響が響き渡る。
 ギーというまるで黒板に爪を立てたような音を大きくしたような不快な音だった。
 だけど、僕とシャーロットは【錬想】で作り出した絶対防音ヘッドフォンで防御した。
 危ない、後コンマ一秒遅れていたら、鼓膜が破れていたかもしれない。