「奴らは今、ここにはいない……居るのは眷属共だ。だが、この一年の成果を試すには丁度良い。私達は慌てない、一歩一歩、奴らに近づいて行けばいい。まずは眷属共からだ。行くぞ、道久」
「了解、シャーロット」
 僕らは前に進む。
 シャーロットとはこの一年で随分親密になった。
 彼女は僕の事を【倉沢】から【道久】というファーストネームに呼び変えて呼ぶようになった。
 それだけ、時間が経ったって事だ。