第四章 眷属




 僕らは、一年前逃げ帰ったグランドキャニオンに戻って来ていた。

「うむ、久しぶりだな」
「そうだね、シャーロット」
「こうして見ると、なかなかのものだな。前は景色を見る余裕もなかった。大自然の大きさに対して自分達の小ささを知ったという所だな」
「キャサリン、デイヴィッド、ベネディクト……あの時の屈辱は忘れない。僕らははい上がってきた」


続く。