だけど、想定外の状況だった。
 その場には他に二名の真祖もいた。

「あぁ、キャサリン、君にはこのベネディクトがふさわしい」
「いや、キャサリン、このデイヴィッドこそふさわしい」
「どうしようかしらね~」
 どうやら、キャサリンという女真祖をベネディクトとデイヴィッドという真祖が取り合っているらしい。
 これは予想外だった。
 一人でも大変なのに三人の真祖を相手に勝てる筈もない。