実力が伴わない分、彼女は工夫をする事で、その力不足を補ってきた。
 だから、頭脳戦は得意だった。
 七つの超難問をいとも容易く解き、最後の関門である出口の謎もあっさりと見抜いた。
 出口は外側ではなく、迷路の中心にあった。
 空気の流れを利用して、見事にゴールまでたどり着いた。
 見た目に惑わされないという事を試す為の試験でもあったのだ。
 僕らは半分の時間の三十分足らずで迷路を突破した。