駄目だ……殆ど僕にはついて行けない世界だ。
「悪いけど、僕には」
「何が不満だというんだ?お前が私のものであると同時に私もお前のものでもあるのだぞ。我が家のものは自由に使ってもらってかまわない」
「僕には何も残っちゃいないんだ」
「だから、私が出来たじゃないか。私を守る為に戦うのでは駄目なのか?」
「そんなこと、いきなり言われても」
「私はお前に会うために二十数カ国を転校してきた。二十数カ国という事は短期間でそれだけ転校を繰り返しているという事だ。それを繰り返して、ついにお前を見つけた。お前を捜すためだけに、時間を費やしてきたのだ。友人らしい友人だって、数える程しか……いや、その者達も本当に私を友と思ってくれているのかどうかも……私にはお前が全てなんだ。私にはお前しかいない……それでも、お前にとって私はどうでも良いというのか?」