「今日は、九十九神の生態を題材に書こうと思って来たんだけど。お客さんで九十九神っていない?何か、九十九神関係でイベントとかなかった?」
「しょれ、いえ、それなら茶碗のチャッキー様と湯飲みのユリアン様がごこんにゃく、いえ、婚約されたと聞きましたよ」
「そうなの?」
「何でも、黒板、いえ、告白は当店のラウンジで攫われ、いえ、されたとか」
「それは良いわね。九十九神の婚約か。是非、アポを取りたいんだけど」
「申し訳ありがとう、いえ、ありません。今は、鍋ぶた、いえ、お二人は微妙なジキル、いえ、時期ですので、そういうのは落ち着いてからという訳にはいきませんか?」
「うーん……そうねぇ、私の取材で、破談になったら困るし……誰か他にいない?」
「転倒、いえ、当店の顧客リストにいらっしゃい、いえ、いらっしゃるお客様で九十九神のお方は家宝に、いえ、他に十六名いらっしゃいますが、シュナイザーいえ、取材を受けて果物いえ、くださる方は、象です、いえ、そうですね~洗濯ばさみのハサミン様か、ガムテープのガープン様、銀食器のジョルジュ男爵様くらいですかね?」
「どんな方なの?」