「お客様いらっしゃいませ」
「あら、ひすいさん、こんにちは」
「はりちゃん、ボードの上にるりちゃんのメモが残っているからそれを確認して、城アリ退治の殺虫香を用意してね」
「うん、わかった」
「お客様、少々、お待ち下さい。今、持って参りますので」
「はい。さすが、るりちゃんね。いなくてもしっかりしているわ」
「僕だってしっかりしてるよ」
「そうね、ごめんなさいね」
「行ってくる」
「……申し訳ございません。お気を遣わせてしまって」
「いいのよ、はりちゃんも大好きだし。元気があって良い子だしね」
「ありがとうございます。あの子も喜ぶと思います」
「あったよ」
「残念、はりちゃん、それは旧式だから、ここに、Qってあるでしょ。Sってのを持って来て」
「うん、わかった」