あらまぁ、相変わらず、ちょこっと抜けてそうですね、めのうさんは。


「じゃあ、案内がてら、この辺を一緒にまわりましょうか」
「はい。お願いします」
「はい、解りました。じゃあ、まずは、寮のお隣さんからですね」
「はい」
「お隣は、金オーナーと銀副オーナーの家です。寮の大家さんも兼ねています」
「なるほどです」
「反対側のお隣は現在、空き地になっています。将来、ビルが建つとか建たないとか。それで日照権の問題で一部で反対運動があります」
「そうなんですか?」
「それは、ほぼ解決済みですのであまり気になさらずに。うちがもめているわけではありませんので」
「はい、解りました」
「では、オーナーの家の隣ですが、コンビニがあります。この神隠しエリアでは一番の老舗、サンクチュアリです」


続く。