「元気じゃないわよ、勇者に追いかけ回されて。危うく首を切られる所だったわ」
「ラミアとはもう仲直りしたの?」
「まぁ、何とかね。ちょっとお互い誤解があったみたいだし」
「まぁ、この私が仲裁したんだから、仲直りして当たり前だけどね」
「あんたの方は相変わらずみたいね。まだ、女優になろうって思ってんの?あんたにはこの看板娘の方が似あってると思うけどね」
「も、もちろん、看板娘だって、私が抜けたら困るでしょうから、居てあげてるんだけどね。でも、女優になる夢だってあるからね」
「無理無理、あんたに演技は向いてないって。あんた、演技の方はへたくそだもん」
「な、何を言っているのかしら?私ほど、女優に向いている女はいなくってよ」
「はいはい、夢を持つのは良いことだけどね。人には向き不向きがあるの」
「な、何……」