「ごめんください」
「あ、いらっしゃい」
「僕の事覚えてます?」
「え、誰だったっけ?」
「そうですよね……僕の事なんか……」
「い、いや、たまたま、だよ。ちょっとど忘れ、うっかりとさ、ゴメンって」
「はい……僕は、その……」
「見た目からすると天使さんかな?」
「いえ……実は鳥人なんです。天使じゃないんです」
「ほぅ……なるほどね。で、用件は?」
「実は、その事なんですけど、僕……ガールフレンドがいるんですけど」
「そりゃよかったな」
「僕が天使じゃないってわかったら、怒られたというかなんというか」
「何で?」
「多分、僕が天使じゃ無かったから……」
「違うな、それは」
「違うって?」
「それはあんたが鳥人間って事に自信を持ってないからだよ。もっと自信もちなって」
「でも、天使じゃないし……」