終わってみれば、何のことはない、ただのゲームだった。
 だけど、俺はこのゲームを通して、彼女にアタックする気持ちになった。

 宇崎 佳桜……まだ、ろくにしゃべっていない女の子だけど、出来ればゲームの中の時みたいに、一緒に何か出来れば良いな。

 そんな事を想いながら、俺は家路についた。
 途中、彼女とすれ違ったが、俺は顔を伏せたまま気付いていないふりをして通り過ぎた。

 まだ、彼女に格好いい所見せられてない。
 今度は彼女を守れるようになってから、改めて、話かけよう。

 そう思うのだった。