嘘だ。
 本当は罵ってやりたい気持ちを俺は押し隠している。
 俺が怒鳴ってしまったら、終わりだ、チームワークは崩れ去る。
 その危険性が解っているから、俺はギリギリのところで踏みとどまっていられた。

 全員が到着して――
 つまり、最後に到着した俺達が着いてから、二十四時間の休息時間が与えられた。
 先に到着したやつはその分だけ多くの時間が休息となっていたが、俺と佳桜はまる一日しか休憩時間が与えられない不利な状況となっていた。
 その事が、解ったのは、ご丁寧に【お前らの休息時間】というプレートの下のカウンターが二十四時間からカウントダウンされていたからだ。
 休息場所となっている建物にはそれぞれ、個室が用意されていた。
 それぞれの場所で休めという事だろう。