そう考えながら少しずつ……少しずつ……俺達は目的地に向かって進んでいく。
 見えない生物との一進一退の状態を繰り返しながら、少しずつ虎狼の指示したポイントに近づいて行った。

 途中、食料なども泥を利用して調達し、新たに泥を作る為に捨ててあったペットボトルなどに水をくんでおいた。
 水分は湖らしき所で補充したが、身体に泥がついているので、どうしても泥が混じった水を飲むことになった。
 でも、背に腹は替えられない。
 生き残るためには泥水だろうが飲むしかない。
 俺と佳桜はお互いを励ましあいながら、少しずつ目的地に進んでいった。