佳桜「う……うん……」

 佳桜には大丈夫と言ったが、俺も正直ブルっちまっている。
 だけど、信じて行動するしかない……
 立ち止まっていても体力は消耗していくし、飢えもする。
 前に進むしかないんだ。
 緊張しながら、俺達は進む。
 しばらくすると音がしなくなった。

 見えないから居るのか居ないのか解らない。
 だが、獣は獲物を簡単には諦めたりしない。