だが、太輔の確信ほど当てにならないものはそう多くない……
 彼はいつものように失恋の坂を転がり始めることになる。

「あの……お……おか……か」
「おかかですか?」
「い……いや、そのおかかは好きですか?」
 思わず滑ってしまった太輔。

「もう……何やってるのよ……」
 影で見ていた士郎達は気が気じゃない。
 応援したい気持ちと上手く行って欲しくない気持ちがないまぜとなり、複雑な気持ちだ。
 乙女の繊細なハートは今にも押しつぶされそうなプレッシャーに支配されていた。