これを見ていた紫仮面――紫苑は結果は始めからわかってしまっていた。

 いつもなら大喜びする所だったが、それまで、太輔の努力を見ていた彼女の胸はちょっぴり罪悪感でチクッと痛んだ。
 太輔に対して別の気持ちが芽生えてしまっていたのだ。

 ……高松嬢攻略戦――討ち死に……

「………」
 声も出ない太輔――
「……ゴメン……今回は反省した。俺が悪かった……ホント、ゴメン……」
 紫仮面はただ、太輔に謝る事しか出来なかった。