こんな事……恥ずかしくて、友達にも言えない。
 言えなくても……彼女は太輔の匂いを嗅ぎたくてたまらないのだ。
 太輔が誰かの彼氏とかになってしまえば、もう彼の匂いを嗅ぐのは難しくなる可能性がある……
 だからこそ、彼には少なくともフリーでいてもらわないと……
 それが、茜の希望だった。
 何処の馬の骨とも解らない女に大好物を持っていかれたくない……
 そう思うのだった。

 だからこそ、確かめなくてはならない……
 一体、どんな女が……

 そう思いながら、葵達を押しのけて今回は赤仮面がついて行く事になった。