立ちつくす太輔の肩をポンっと士郎が叩き……
「僕が見てあげるよ……何を持ってきたの?……」
 太輔の手からこぼれ落ちたのは粘土で作った女の子だった。

 当時、図工の授業で作って、クラスの女の子に
「すっごぉーい……お人形さんみたい……頂戴」
 とか
「器用だね~」
 とか言われたのだ。