士郎の制止も振り切って、太輔は今日も暴走しに突っ走っていった。

 太輔は勘違いした相手の女性を犬なみの嗅覚ですぐに探し出した。
 女性の名前は松代由比(まつしろゆい)と言った。
 太輔達と同じ一年生だが、普通科では無く、商業科だった。
 太輔達との接点はあまり無く、彼女がどんな女の子で、普段、どんな事をしているかは解らなかった。