事情を聞いてみるとやっぱり、間違った方向に解釈していた。
 芸能人でもある熊本吉良が演劇部のために、セットで使われるおしりの所に電気の流れるイスを借りて来ていた。
 電力を調整する為に試しに流していた時、何処から迷い込んだのか太輔がイスに座ってしまったのだ。
 それを知らなかった演劇部員がうっかりと、電気を流してしまい、おしりの部分に電気が流れた。

 彼はその時、たまたま通りかかった女の子を見て、それを恋と間違えて惚れてしまったのだ。