第二章 松代嬢(まつしろじょう)攻略戦



 士郎は今日も太輔と公園で待ち合わせをしていた。

 何とか、水戸嬢への傷心の気持ちを和らげようと何か励ましの言葉を考えていた。
 士郎にとって……いや、葵にとって、人の為にこれだけ考えるという事は珍しかった。
 それだけ、太輔の事が気になっているのだろう。
 今は、ただ、慰めよう……
 心を癒してあげよう……
 そう思うのだった。