「この事は内緒ね。貴方だから教えたんだから、比野本君の友達だから……」
「お、おぉう、大介とは友達……って、何で大介が……?」

 デフレならぬ【フラレルスパイラル】の気配がしてきた。
 いくら鈍い太輔でもさすがに気付き始めた。そして、また、大介に鳶に油揚げをさらわれるが如く…

「絶対、このことは比野本君には内緒だからね……じゃあ、ありがとう、比野本君に告る時は宜しくね」
「お、おう、ま、任せとけぃ……」
 そう言う太輔の二つの眼からは涙が滲んでいた。