普通に考えれば、これが、太輔を思って、水戸嬢が写真を落としたのだとはサルでも思わない。
 小さい水戸嬢と一緒に大きく大介が写っている…
 この事が物語るのは水戸嬢は大介の事が好きなのだ。
 それで、大介と一緒に自分が写っている写真を大事に取っておいたのだろう。

 彼女が写真を落としたのはあくまでも偶然。

 もちろん、太輔にアピールするためではない。
 どこまで、おめでたく出来ているんだろう。
 頭の中に脳みそのかわりに八丁味噌でも入っているのだろうか?
 士郎はそう思うのだった。