(僕の名前は【斉藤芳樹(さいとうよしき)】……道具で言えば【朧】になるかな……皆さん初めまして……おっと、そこの君と彼女は二度目だったよね……久しぶり……)

「――気をつけろみんな……こいつはこれまでの奴とひと味違う……」
「……こいつが例の声の奴か」
「そうだ、勇作……油断するなよ」
「わ……わかった」

 俺達は身構えた。
 少なくとも危なさで言えば、こいつは今までの奴とは格が違う……
 そんな気がしたからだ……

(ふーん……警戒しているねぇ……じゃぁ、とりあえず……こんなのを用意したんだけど……気に入って貰えるかな……?)