驚いている場合じゃなかった。
 まずは、この目の前の敵を倒さないと……

(ふざけるな……今のは油断しただけ……俺にはもう一つ力がある……)

「負け惜しみにしか聞こえないわよ悪霊さん」
 【陰】の強がりに倫がツッコミを入れる。

(俺はたくさんの悪霊を喰ったんだ……それによって無数の悪霊を自在に操る……)
 言い終わらない内に……
「そりゃ……ただの寄せ集めだろ……」
(ぎぎゃあぁぁぁぁぁぁぁあっ……)
 俺はとどめの一撃を入れた。
 どうやら、俺には悪霊を殴れる力が備わったらしい…。
 断末魔をあげ、【陰】は消えた。

続く。