二十七 新【陰】・【高橋耕作(たかはしこうさく)】
帰ってから俺は倫達に相談した。
「そう……蠱毒……」
「知ってるのか倫?」
「そりゃ……多少はね。人を呪うための呪術よ、それ」
「聞いたよ、それ本人から……」
「どういう事?」
俺は倫にこれまであったことを話した。
「そう……だとしたら、悪霊達は本来の力に加えて別の何かの呪い等の力を取りこもうとしているのかも知れないわ……呪いを融合させる事によって更に力をつけていると考えた方がいいみたいね……」
「そんな……」
「それは想定内だったから……私達も出来る限りの事はしているわ……そんなに心配しないで……」
「あ、あぁ……そうだったな……そっちの方は順調なのか?」
「――完璧と言う訳にはいかないけどそれなりにはね……こっちも準備に色々時間がかかるから悟囮としての役割はかなり重要でもあるのよ。向こうが隠れてやるようにこっちも隠れて行動をしないとね……だから、姫野さんと離れる必要があるんだけど……それだと姫野さんを守れない……だから、悟は必要不可欠な役をやっているのよ」
「……わかってる……力のない俺には囮くらいしか」
「…わかってないじゃない……今、姫野さんを守れるのはあんただけなのよ」
「あぁ……そうだな……わかった……」
「ちゃんと、しっかりしなさい、男の子でしょ!震えている女の子を守ってあげなくてどうするの?」
俺は倫に慰められた。
俺は何度めかの気持ちを奮い立たせた。
帰ってから俺は倫達に相談した。
「そう……蠱毒……」
「知ってるのか倫?」
「そりゃ……多少はね。人を呪うための呪術よ、それ」
「聞いたよ、それ本人から……」
「どういう事?」
俺は倫にこれまであったことを話した。
「そう……だとしたら、悪霊達は本来の力に加えて別の何かの呪い等の力を取りこもうとしているのかも知れないわ……呪いを融合させる事によって更に力をつけていると考えた方がいいみたいね……」
「そんな……」
「それは想定内だったから……私達も出来る限りの事はしているわ……そんなに心配しないで……」
「あ、あぁ……そうだったな……そっちの方は順調なのか?」
「――完璧と言う訳にはいかないけどそれなりにはね……こっちも準備に色々時間がかかるから悟囮としての役割はかなり重要でもあるのよ。向こうが隠れてやるようにこっちも隠れて行動をしないとね……だから、姫野さんと離れる必要があるんだけど……それだと姫野さんを守れない……だから、悟は必要不可欠な役をやっているのよ」
「……わかってる……力のない俺には囮くらいしか」
「…わかってないじゃない……今、姫野さんを守れるのはあんただけなのよ」
「あぁ……そうだな……わかった……」
「ちゃんと、しっかりしなさい、男の子でしょ!震えている女の子を守ってあげなくてどうするの?」
俺は倫に慰められた。
俺は何度めかの気持ちを奮い立たせた。