「や、山下君……」
 いかん、姫野が不安がっている……
 今は集中して、悪霊を退治しないと……
「大丈夫だ、姫野、俺がついてる!」
「う、うん……」
 不安な気持ちを押し殺して俺と姫野は【劣化コピー】を退治していった。
 頼りない俺だが、【劣化コピー】程度に後れを取るつもりはない。

 順調に【劣化コピー】を退治していく俺達だったが、その途中で見たくないものを見た。
 それは、最初俺達には何だかわからなかった。
 が、それは、一目で、まがまがしいものだという事がわかるものだった。