天使ツイエルの力を借りたくても悪魔ヨメイビルが出現しない限り、ツイエルも出ることはない。
 二つは対になる存在だからだ。
 だから、俺達だけで、何とかするしかないんだ。

 俺は悩みながら眠れない夜を過ごす事になった……
 そんな時、泊まりに来ていた倫が声をかけてきた。

「起きてる悟?……」
「何だ倫か……何だよ、こんな夜更けに……」
「ちょっといい?」
「悪いけど……俺、ちょっと考え事していて……」
「姫野さんの事でしょ?」
「姫野の事っていうか……姫野に取り憑いている新しい悪霊共の事だよ……正体が全然わからねぇ……何なんだあの声は?……」
「なら、丁度良いわ……多分、原因が突き止められたわ……」
「うそ?どうやって……」
「今日、泊まりに来たのはそれを知らせるためだったのよ」
「教えてくれ、何なんだ、奴らは……」