十四 【闇】…【鈴木美恩】



 正直、驚いた……
 俺は彼女に話があると呼び出された。
 何だろうと思ってついて行ったら……

(あなた……私のことが好きなのよね……?付き合ってあげようか……)

 そう言われた。
 一瞬、姫野にそう言われたのかと思ったけど、霊感の強い俺はすぐに解った。
「誰だ、お前……?」
(私ぃ?私は姫野華玖耶よ)
「嘘だ、お前は姫野じゃない」
(何処が?何処から見ても姫野華玖耶じゃない?節穴なの、あなた……?)
「節穴じゃないからそう言っているんだ。お前は断じて姫野華玖耶じゃない!」
(あら、残念……姫野さんになりきれたと思ったんだけど……まだまだのようね……)
「お前も七つ道具の一つか?」
 そう質問した時……