願いに上下の差は無く、私はどんな些細な事でも【足長さん】に頼り、願いの数は一つ、また、一つと増えていったんだ。

「――なんだか、姫野の周りって暗くない?」
「――そうかな?気のせいじゃない?」
「そうかな……まぁ……良いか……」
「そうそう、気にしない……気にしない……」
 クラスメイトの何人かは私の異変に気付いていて、声をかけてくれていたんだけど、私達は全然、気付かなかった。

 気付いたのは二つ目の悪夢が私に近づいて来た時だった。
 その時、はじめて、私は【呪いの七つ道具】に狙われていた事を確信したんだ。

続く。