夜寝ると悪夢を見ると思って昼間寝て夜は起きている事にしたが、それでも悪夢は続いた。

 情緒不安定になり、家族にもあたるようになってしまった。
 見かねた母親は尚緒は病院の精神科に連れて行って見てもらった。
 精神安定剤をもらい帰って来た。

 だが、それでも、悪夢は終わらなかった。

 手を変え品を変え、ひょろっとした薄気味の悪い男は尚緒に悪夢を運んでいった。
「来るなって言ってんでしょ!」
 一人、部屋で尚緒が怒鳴る。