五回目の悪夢を見終わり現実となりなれてくるとあのひょろっとした男が再び姿を現した。
 そして、すれ違いざまにこう告げた……
「今までのはほんの挨拶だ……。本番はこれからだ……けひひ……」
 と。
 そして、ニタァと気味の悪い笑い顔を見せた後、幽霊の様に掻き消えた。
 尚緒はどうしようもなく不安にかられた。

 その夜は眠りたくなくて、次々に友達に電話をかけまくった。
 悪夢についての相談だった。