寄り道したかったが元気の無い尚緒を見ていたら、一緒に行こうとは言えなかった。

 その晩、尚緒はまた、夢を見た。

 今度は下駄箱が倒れてくる夢だった。
 彼女は下敷きになって足を折るという夢だった。
「嫌っ!」

 彼女は飛び起きる。

 起きてみると汗でびっしょりだった。
 それでも浮かない顔のまま、登校する尚緒。