尚緒はまた、夢を見た。

 またしても、嫌な夢だ。
 夢の中にはお通夜の帰りに見たひょろっとした男がじっと立ってこちらを見ているという夢だった。

 襲われた訳でもないし、何か嫌がらせを受けた訳でもない。
 ただ、じっと立ってこちらを見ているだけだった。

 だが、どうしようもない不快感が彼女を襲った。

 直感的に、この男が自分に悪夢を運んでくると、

 そう思った……